Magento の特徴
こんにちは!パブリックデザイン橋本です。
第2回目の今回は、Magentoの特徴について掲載します。
「Magento」というキーワードをご存じの方は、Magentoが越境ECサイトに強いCMSであることはご存知かと思います。
私が考えるMagentoの特徴とは、以下の3点です。
- 越境ECサイトに強い!
- 優れたExtensionで機能拡張が容易
- 海外ユーザーのユーザビリティ体験に基づいている。
それぞれについての説明が以下となります。
▼越境ECサイト構築に強い!
越境ECサイトに必要な機能は、①複数言語ビュー ②多通貨決済 ③国外に対応した物流・配送対応 です。
①複数言語ビュー
Magentoでは、各言語ごとの複数言語ビューはもちろん可能ですが、日本語サイトのみをつくりgoogle翻訳をあてることも可能です。
google翻訳は現在100以上の言語に対応しています。
大量の商品を登録する場合はすべてを翻訳する工数は使わずにまずはgoogle翻訳で出店することも可能です。
https://translate.google.co.jp/about/intl/ja_ALL/languages/index.html
②多通貨決済
多通貨決済については、各言語ビューに複数の通貨を関連づけることが可能です。
例えば、日本語ページに「円とドル」を、英語ページに「米ドルとユーロ」をなどとすることも可能です。
設定通貨はYahooファイナンスの通貨レートを自動的に読み込ませるような運用も可能です。
③国外に対応した物流・配送対応
越境ECにおける物流・配送設定については、「定額」、「送料無料設定」、「料金表」、「配送サービス」の登録が可能です。
- 定額:購入内容や配送先にかかわらず定額
- 送料無料設定:条件付けによる送料無料設定が可能です。
- 料金表:「重量と配送先」「価格と配送先」「商品点数と配送先」で登録が可能です。
※つまり、商品に登録した重量と配送エリアでEMS料金を登録したり、商品点数に応じて料金を決めるなどが可能です。 - 配送サービス:UPS USPS DHLやFedExなどの設定フィールドが準備されています。
▼優れたExtensionで機能拡張が容易
Magentoでは、Extensionの導入により大幅な機能拡張が可能です。
- マーケティング
- 販売
- 決済
- 配送
- コンテンツカスタマイズ
- レポート&分析
- サイトの最適化
などの各種エクステンションがリリースされています。
ポイントは、世界中で開発されたExtensionで一般的に求められるような機能はほぼカバーできるということです。
これにより、大規模な開発を行うことなく、ローコストに多機能なECサイトを手にすることが可能です。
エクステンションについては、今後、別途詳細を記載していきます。
▼海外ユーザーのユーザビリティ体験に基づいている
よくMagentoの説明としては、世界的に利用されており、実績が豊富と表現されています。
「 25万人以上の販売者に利用されている」ということは販売者側に支持されていることを意味していますが、それ以上に、重要なのは世界中にMagentoのシステムで購入した経験を持つユーザーが多数いるということです。
世界的に利用されることで、そのインターフェースに世界のユーザーが慣れているということは、ECの世界ではカゴオチを減らし、ストレスなく購入できる状態を作りやすいということです。
日本発のECシステムより、海外発のECシステムが優位なのはこの点だと考えます。
もちろんMagentoが海外に強いからといって日本語ユーザーにとって使いにくい店舗となるわけではありません。
Magentoでは、言語ビューごとに表示を最適化できるため、日本語住所と海外住所で入力フォームの並び方を変えたり、氏名に読み仮名をつけるようなローカライズも一般的です。
他にも柔軟性が高いとか、デザイン性の高いテーマがたくさんあるとか、高負荷への耐性が簡単とか、色々あるのですが、それらは次回以降に回します
以上